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2010年2月27日土曜日

「google insight search」で見るトレイルランとマラソン人気

googleが提供している検索動向分析ツール「google insight search」を使って、
「トレイルランニング」というキーワードが過去にどれだけ検索されてきたか、検索状況を調べてみました。

キーワードを入力すると検索ボリューム(正規化した数値0~100で表現)が
・時系列別
・地域別
・キーワード別
で表示されます。

分析結果を見るとなかなか面白い傾向が。

■キーワード「トレイルラン」の検索状況





























■事象
・2005年4月以降右肩上がりで上昇
 →この頃からトレランが流行ってきた?何かニュースあったかな?

・4月~11月にかけて増加し、以降は減少
 →春から秋にかけてトレランのシーズンだからですかね。

・地域別人気度は神奈川が№1、静岡№2、東京№3
 →丹沢・箱根、富士山、奥多摩などポピュラーなトレイルがあるから?

■示唆できること
・トレイルランができる地域中心にじわじわとトレラン人気が高まってきている。
・一時的なものではなく堅調に人気増。

■キーワード「マラソン」の検索状況
■傾向
・以前からもともと人気はあったが、2007年以降は東京マラソン開催の2月がピークに。
 逆にそれ以外の月は平年並みに推移。

・地域的な検索数差はあまりなく、全国的に検索されている。沖縄が№1

・検索クエリは「東京マラソン」がダントツ!

■示唆できること
・もともとマラソンは人気がある。
・東京マラソン効果でさらに一時的に人気は高まるが、マラソンというよりイベントとして人気があるだけでマラソンそのものに関心がある訳ではない?


■参考 キーワード比較「マラソン」と「トレイルラン」
上の折れ線が「マラソン」で下で地を這いつくばっているのが「トレイルラン」
いくらトレイルランの人気が上昇しているといっても、マラソンにはまだまだ敵わないということですね。。。

■最後に
こうやって検索トレンドを見ると、感覚値でなく定量的に人気度合いが分かるので面白いです。
ちなみに海外でトレイルランニングに関するキーワード「mountain running」「trail running」で調べてみると、もともと根付いているスポーツなためかほぼ横ばいでした。

日本では石川 弘樹さん、鏑木 毅さんはじめとするトップランナーのみなさんが草の根的にトレイルランニングを広めていった結果なのかもしれませんね。


2 件のコメント:

  1. Twitterからきました。
    なかなか興味深い結果ですね。
    前からこのGoogleの検索サービス使ってみたかったんですけど、名前もわからずどこにあるかわからなくって...
    FeedでずっとトレランネタのTweetをウォッチしてますが、昨年半ばぐらいまではちょろちょろだったのが、ここ最近激増。もうおいきれなくなっちゃいましたw。」
    Twitterブームとトレラン人気の相乗効果ですかね。

    あ、僕もトレイルレースのカレンダー作ってますのでよろしければどうぞ(がんばって更新せんとな)。

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  2. NEGOさん
    コメントありがとうございます!
    こうやって可視化されると改めて実感湧きますねっ。

    NEGOさんのHP拝見しました。とても素敵ですね♪
    トレイルレースのカレンダー、一度作ったはいいものの面倒で。。。(^^ゞ
    使わせていただいたほうがいいかもw
    今後ともよろしくお願いしますっ。

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