子供と初めての登山

お盆休みの13日、子供2人と初めて登山に行ってきました。
登る山は丹沢の大山（おおやま）。




ちょうど嫁さんの姉と予定が合ったので、4人で大山登山です。

昔から子供と登山をしたいと思ってはいましたが、あまり活発な方ではないわが子が登れるかどうかはかなり不安。

最初の登山なので無理せず、ケーブルカーで中腹まで行き、山頂を目指すルートを選択しました。
大人の脚で登り90分、下り60分。
念のため山地図も持参しました。

実は私も大山は初めて。
神奈川県の小中学校ではよく大山登山に行くと聞いていましたが、
私自身は千葉県の北部で育ったので、登山といえばもっぱら茨城の筑波山。

トレイルレースでも丹沢は走りますが、北部ばかりなので南部に位置する大山は行ったことがあませんでした。

伊勢原駅からバスでケーブルカー駅近くまで移動し、ケーブルカーに乗車。

下の子をベビーカーに乗せてきたので、ケーブルカー駅で200円払ってベビーカーを預かってもらいました。

終点、阿夫利神社下社駅で下車。

神社で安全登山を祈願し、

12時、さっそく登山開始。

登ってみるとイメージと現実のギャップに驚いた。

大山は小学生が遠足で登るイメージがあったので、比較的歩きやすい道かと思いきや

そんなことはない、岩がゴツゴツしていて急坂。なかなかの道である。

険しい道は手をつなぎながら、一歩一歩前に進んでいく。

山の険しさに大丈夫か心配したが、おしゃべりをしたり、歌ったりしながらまんざらでもない様子。

姉さんが相手をしてくれて本当助かった。

両手を使って体いっぱい登る。

頑張ってる姿が頼もしい。（すいません、親ばかです。）

下社付近でトレイルランナーを見かけた。

思わず走りたくなるコースだが、今日は我慢。次回にとっておこう。

この日の私は下の子を抱き抱えてひたすら登る。

下の子が一番大変だったかも、窮屈な思いして、ほとんど遊べずじまいで。。。

ごめん。

すれ違う登山者とあいさつするたびに上の子に声を掛けていただく。

「頑張ってるね~」

上の子も嬉しいようだ。

あいさつと一緒に

「頑張ってるよ~」

と返事をしているｗ

高度1000mあたりに差し掛かると、空気がガスってきた。

今日の天気予報は雨ではなかったのに、山の天気か？

そうこうしているうちに、雨が降り始める。

晴天だと思って、ろくな雨対策をしてきていない。

幸い、嫁さんが準備してくれた子供二人分のレインコートと雨傘のみはあったので

レインコートを子供に着せた。

計画性のなさを反省。。。。

木々の下を通って雨を避けながら進む。

山頂付近。

雨がザーザー降り。

視界が霧で遮られ、景色どころではない。

15：00。

登山開始から3時間。ようやく山頂到着。

大人なら90分で到着するコースも、掛かったのは倍の3時間。

大人と子供のペースを身をもって実感しました。

山頂から富士山が望めるはずだが、あたりは白い世界。何も見えない。。。

雨宿りできる場所を探して、遅いランチをとる。

ランチは手作り弁当とうどん。

山では私よりも熟練者の姉さんが用意してくれた。感謝。。。

バーナーで温めたうどんは、雨で冷えた体がポカポカ温まる。

食後にホットコーヒーを飲んで、山食を満喫。

16時、雨が小降りになった頃を見計らって下山。

帰りは濡れた岩場が滑りやすくなっているため、手をつなぎながら慎重に降りる。

上の子は何度か転倒しながらも、泣かずに歩いた。
歩くたびに逞しくなっていっているようで、なんだか嬉しい。

18時、阿夫利神社下社に到着。

下りもやはり大人の倍、2時間掛かった。

全行程6時間の長旅が終了。

雨の中、しっかりと歩き通すことができた。
最初は途中で歩くのを止めてしまうのではないかと思ったが、最後までしっかりと歩いてくれた。
歌を歌いながら力強く。
予想以上の頑張りに嬉しい限り。

しかし、下の子には無理をさせてしまったと反省。
1日中雨の中揺られ続けていたため、下の子の調子が悪く、自宅に帰ると39度近く熱を出してしまった。
幸い大事には至りませんでしたが、子供の体調を守れないようでは親失格です。

今回のことをしっかり踏まえて、次回は子供二人が安全に楽しめる登山にしたいと思います。