2007年2月27日火曜日

心が、温かくも、痛い

クリント・イーストウッドとケビン・コスナーの全盛期に観た映画。




当時彼らは、
「JFK」
「ボディガード」
「ワイアットアープ」
「ザ・シークレット・サービス」
「許されざる者」
に出演。

ほぼ同時期、そしてそれぞれ時代背景が近い作品に出演していただけに
彼らが競演するのは時間の問題だと思っていました。
当時高校生、映画館に行くたびにパンフを買ってました。

この映画、上記映画のような彼らの「カッコ良さ」が売りではない。
親子の愛に恵まれずに育った脱獄犯と少年との、不器用で温かくも悲しい話なのです。
監督は、クリント・イーストウッド。彼がこんな映画を作れるなんて思ってもみませんでした。

脱獄犯と人質の逃避行という危うい状況の中で
育まれた、心温まる「擬似的」な親子関係。
観ていて、長くは続かない分かってるからこそ、ひと時の幸せが切ない。。。

物語の重要なシーンで流れる曲。Big Fran's Baby
何だが幸せの終わりを告げているようで、感傷的な気分になります。

完全なる世界なんてない。
大事なのは、至福の一瞬を大切にし続けることなんだと。

親となった今、改めて見たいと思う作品です。

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