2007年7月2日月曜日

北丹沢12時間耐久レース

北丹沢12時間耐久レースに行ってきた。今年初出場。
今年の初夏は、チャレンジャーズレース、箱根トレイル、北丹沢とトレイルレース目白押しである。

今回は、いろんな場面で時間との戦いだった。
レース前日夜は、静岡で友人の結婚式。22時頃の新幹線でトンボ帰りで八王子のスーパー銭湯で一泊。朝5時に起きて電車とバスを乗り継ぎレース会場へ。
スタートは7時。
ひとり『24』な感じ。

4時に起きる予定が寝過ぎてしまい、5時に起きたのだが何とか会場までのバスには間に合った。到着時間は6:20。スタートまで40分。スタート地点ではすでに数十人のランナーが列をなしている。
着替えを終えて荷物を預けるために預かり所へ行く。
するとそこには100人程が並んでいるではないか。列はなかなか動かない。
これはマズイ。スタートまですでに30分を切っている。
そしてついに、無常にも預かり所の前でスタートの号砲を聞くことになった。こんなことはレースに出て初めての経験。

なんでこんなに時間が掛かるのか見てみると、荷物受けの係が、毎回ゼッケン番号を聞いて荷札にゼッケン番号を書いている。書いた荷札を選手が荷物に括り、係の人に渡している。一人あたり30秒近くは掛かった。結局、荷物ひとつ預けるに30分以上掛かった。

1500人エントリーしている大会で、しかも早朝スタートと時間のない中、こんな無駄の多いオペレーションは止めてもらいたいものだ。
最初から、番号付きの荷札(もしくは選手に番号を書かせる)を渡しておけ5秒と掛からないはず。。。

スタートできたのは、号砲が鳴ってから約10分後。ランナーは一人もいない。淋しいスタートだった。
初コースなので完走目的で特に目標タイムを決めていなかったが、まさかシンガリからのスタートになるとは。。。
エントリー数から若干差し引いても、この時点で1300位あたりか。

<第一関門まで>
第一関門の神ノ川ヒュッテ(18キロ地点)までは制限時間4時間半(11:30)。
スタートから2キロ坂道を登り、トレイルへ。最初の山に登る。
トレイルの入り口で人が詰まっている。これが最初の大渋滞。道幅が狭いトレイルでは大人数が通ることができないため、一列で進むことが往々にしてある。
でも、まだ2キロしか走っていないというのにこの渋滞はきつい。
結局この渋滞を抜けるのに1時間を要した。

最初の山を越えてからは、緩やかながら比較的スムーズに走れた。
もうこれで渋滞なく走れるかと思ったら、、、、甘かった。

次の鐘撞山でまた渋滞にハマってしまった。30分近くまったく動かない。トレイルランならぬトレイルステイ。。。
渋滞の中、ついに制限時間の11:30まで1時間を切る。制限時間切れを嘆く声がちらほら聞こえてくる。止まった体がすっかり冷えてしまった。
何もできないままレースを終えてしまうのか。。。

そして第一関門まで残り4キロほどの地点、ようやく渋滞が緩和された。
走れるのはよかったが、残り40分あるかないか。果たして間に合うか。
ここからは山をジグザグに刻んだ下り。下りは得意なので躊躇なく攻めた。
トレイル中央のぬかるみを避けトレイルの縁を走りながら、数十人追い抜いた。

11:06、第一関門(18キロ地点)通過。
なんとか時間切れは免れた。しっかし、18キロ走るのに4時間掛かるなんて、先が思いやられる。。。

<第二関門まで>
第二関門の神ノ川園地(29キロ)までは10キロ。制限時間は13:00。
3キロ登り7キロ緩やかな長い下りのスピードコース。渋滞を心配したが杞憂だった。コースが広いので追い抜きも楽だった。
岩がゴロゴロしているので、ランニングシューズを履いている人は減速していたが、トレイルシューズはお構いなし。岩を踏みながら進める。

このレースからVasqueのマーキュリーを使用している。
レオナディバイド、コンティネンタルディバイドよりも軽い。足裏の突き上げもほとんど感じない。平地はもちろん、ひざに負担の掛かる下りや悪路もスピードを殺すことなく走ることができる。このシューズはかなりイケる。

12:25、第二関門(29キロ地点)通過。
下りのおかげで体力を温存しながら走ることができた。
制限時間の心配もクリアし、目指すはゴール(43キロ)のみ。

<ゴールまで>
最後は、本レース最高峰、姫次(1433メートル)登りが待ち受ける。
箱根トレイルでも同じ標高の神山登りは辛かった。高低差が半端じゃない。
それに比べたら姫次の登りは我慢できた。登りは辛いものだけど、さらに辛いものと比較できたので、少し楽に感じることができた。
頂上到着後は、ゴールまで一気に駆け下りた。

15:08:12、ゴール到着。タイムは8:08:12。順位は総合584位。
スタートでは一番後ろだったが、なんとか真ん中あたりまで持っていくことができた。
途中、時間切れリタイアしそうな場面もあったが、なんとか完走できてひとまず安心。

第1関門までに1時間半近く渋滞にはまったので、前のほうに並んでスタートしていれば6時間台でゴールできたかもしれない。。。
ま、寝坊しなければもっと荷物を早めに預けて早くスタートすることができていた訳だが。

今年は完走できたことをよしとして、来年は6時間台目指してがんばろうと思う。

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