2008年2月11日月曜日

2008年「OSJハコネ50K」中止

記念すべき第1回大会である2007年「OSJハコネ50K」では、環境保護の高い意識の中、箱根の大舞台を駆け抜け、多くの感動をもらった。
これほど運営者と参加者が一体になれた大会はなかなかないだろう。

しかし、2008年大会が中止となった。
http://www.powersports.co.jp/osj/08_hakonetrail/index.htm
この中止は、環境省箱根自然環境事務所の自粛要請によるものだ。このお達しは、理解に苦しむと共に残念でならない。
2009年の再開向け、パワースポーツ経由環境省箱根自然環境事務所宛てに下記請願書を書いた。
いささか稚拙な文章であるが、自分の思いを込めて意見し、お願いした。

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2009年「OSJハコネ50K」開催許可に関する請願書

私は、神奈川県民、そして山を愛する人間として、2009年「OSJハコネ50K」自粛要請されないことを強くお願い申し上げます。

今回、2008年「OSJハコネ50K」に下された自粛要請は、多くのトレイルラン愛好者の失望を招きました。そして山における行動を無意味に規制した法権力の濫用行為だと考えております。

今回の大会中止に至るガイドラインの解釈には、全く納得ができません。
ガイドラインの4項目目
「集団で歩道を利用する場合には、一列歩行し、他の利用者や動植物には細心の注意を払いましょう。」
ランナーも歩行者と同じように、他の利用者や動植物には細心の注意を払います。それは山に入る者のマナーとして重々認識しております。
しかし今回の解釈は、あまりにも「一列」「歩行」というディテールにこだわり過ぎではないでしょうか。
手段については例に留めるべきで、規制すべきではありません。

もし同じようにディテールにこだわるのであれば、ガイドライン5項目
「(登山者)ストックを利用する場合は、先端にゴムのキャップを付けるなど、歩道を痛めないようにしましょう。」
先端にゴムのキャップを付けるなどの「など」を削除すべきです。
※私は、そんなことを申し上げたい訳ではありません。

私の申し上げたいことは、「ガイドラインが手段までを無意味に規制すべきでない」ということです。
また、環境保護の観点からも「一列」と「歩行」にどれほどの意味があるのか、私には見当がつきません。
そのような環境保護に直接的でない点において、過大な規制を振るうことに恐ろしさを感じます。

トレイルをストックなしで走る。それだけです。ストックを使って歩くのとどれだけ違うのでしょうか。コース外を走る訳でもありません。環境への負荷を最低限にとどめ、ゴミも出してはいません。歩行者の安全も配慮しています。
何も大手を振ってトレイルランをしたいわけではありません。箱根というすばらしい自然の中を多くの人と走りたいだけなのです。

2008年は大きな失望で始まりました。
それでも私は諦めたくはありません。
2009年の「OSJハコネ50K」の開催許可を切に請願いたします。
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