2009年7月31日金曜日
熱海旅行
熱海は、自宅から3時間あれば行ける距離。
スケジュールを詰め詰めにせず、車でのんびり旅行です。
でも結構充実した2日間でした。
初日は、小田原城に立ち寄り戦国時代の武具・書物・生活用品を鑑賞。
大河ドラマ「天地人」を見てるので実にタイムリー。
その後、熱海入りし夜は花火大会。丘の上からの眺めだが、なかなか絶景。
翌日は来宮神社に参拝し、樹齢2000年以上の大楠に会い悠久の歴史に思いを馳せる。
そして、日本最古の公衆電話と温泉が噴き出る間歇泉を観光し、
昼は熱海サンビーチで海水浴。
そして海岸線を走りながら無事帰宅したのでした。
昔はさびれた感があった熱海ですが、観光客で賑わってました。
都心からアクセスも近いし山も海も温泉もあるし、私は好きだなぁ。
小田原城(復刻版)。
車で城を目指して走ったが、小さすぎて見えなかったw。
ローアングルで撮るとそれなりに威厳。
小田原城付近には、博物館・図書館・遊園地・神社・動物園があり、半日飽きることなく寛げる。
市民の憩いの場になってました。
小田原城からみた景色。
中央に見えるのが小田原駅。
中央に見えるのが石垣山。
戦国時代、北条氏政・氏直が豊臣秀吉と戦をした際に、豊臣方が石垣山に一夜にして城を立て北条氏を驚愕させたとか。
でも実際は築城に80日掛かったといわれている。
おだわらっ子の約束。
大人も心に留めて実践しないとですね。
小田原城の本丸茶屋で食べた「小田原武将茶漬け丼(小田原どん)」。
醤油だしに浸けたおにぎりの上に梅干しが乗っている。
酸っぱさが夏の疲れを吹き飛ばしてくれる逸品。
小田原どんと銘打って、市内10店舗でいろいろな種類の小田原どんが食べられるそうです。
小田原では、小田原ブランド元気プロジェクトを立ち上げ小田原の活性化に力を入れているようです。
そして夜。
風呂と食事を終えて熱海海上花火大会。熱海の花火大会は年中開催しているので有名。
熱海は、周囲を山で囲まれたスタジアム形式の地形であるため、花火の音響が凄い。
間近だと子供が怖がるので丘の上で鑑賞しました。
翌日。来宮神社へ参拝。
神社裏には大楠が。。。
樹齢2000年以上だとか。
太古の人々もこの大樹を見ていたかと思うと神聖な気分になる。
多くの争いも見てきただろうに。人間がいかに小さな存在かと思う。
うって変わって公衆電話。日本初の公衆電話だそうです。
もちろん今でも使えます。
もちろんソフトバンクじゃないですw
公衆電話のとなりには間歇泉。
「プシュァーーーッ」とちょうど吹きあがってました。
4分に1回吹くようですが、最近はちょっと不安定らしいです。
湯前神社。
手水舎(ちょうずや)ぽいけど違います。
流れているのは温泉。かなり熱い。
徳川家康が天下を取る前にお忍びで入った温泉らしい。。。
熱海と言えばやっぱり干物。
鯵干物が10枚1000円。安いっ!思わず購入。
一番手前がムツ。1枚2000円はする高級魚。
昼から熱海サンビーチで海水浴。この日は曇っていたので水も冷たい。
といっても波が嫌いな子供は海に近づこうとはせず、専ら砂遊び。
私と一緒に山作ってトンネル掘り。
公園の砂場と違って砂の粒子が細かく、造形物が綺麗にできる。
なかなか作り甲斐がある砂でした。
最後にビーチ向かいのジョナサンで昼食。
しっかり熱海を満喫し、帰路に就いたのでした。
2009年7月30日木曜日
ハセツネ前 目標設定
残すは私のメインイベント、日本山岳耐久レース(71.5km)です。
今年の目標タイムは12時間を切ること。
2000年に自己ベスト11時間45分を出して以来、15時間前後をさまよっています。
サブ12を達成するには今の記録から3時間短縮しなければなりません。
これが私の自己ベストと直近タイムの推移です。
私の自己ベストと最近の関門別通過タイムを比較してみました。
■関門別通過タイム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃第1 ┃ 第2 ┃ 第3 ┃ goal ┃
┃23k ┃ 42k ┃ 54k ┃ 71.5k ┃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
12h(2000年) ┃3.5h ┃ 3.5h┃ 3h ┃ 2h ┃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
15h (2008年)┃ 4h ┃ 5h ┃ 4h ┃ 2h ┃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
差異 ┃+0.5 ┃+1.5 ┃ +1 ┃±0 ┃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
差異が目立つのは第1〜第2関門の19km区間。
所要5時間掛かっている。
ここで1.5時間のロス。平均時速3.8km
登り区間で大きく減速している証拠。 三頭山越えあたり。
第2〜第3関門も同様。 こちらも御前山、大岳山でがっくりスピードが落ちた覚えあり。
第3関門〜ゴールまでは走力が残っているため、時速8.75kmで同じペース。
やはり問題は、登り区間をいかにペースを落とさず進むか。
今年のレース展開を見ても、悲しいかな登りを克服した手応えは全くない。、
昨年の練習不足の反省から、走り込みは月間250kmしているが筋トレも別途必要かもしれない。
時間があれば第2〜3区間は試走しておきたいところ。
2009年7月28日火曜日
土踏まず
キロ6分弱とゆっくりペースで汗を流す。
20分も走れば汗だくになる。
ランニングコースには森林公園があり、夏らしく、蝉の鳴き声で賑やか。
私に激突して、またフラフラと飛んで行ってしまった。
あのけたたましさが嫌で、触るのも抵抗がある。
我が家では、メダカ・カタツムリ・カブトムシなど小生物を飼っているが、どれも大人しい。
カブトムシは夜にガサゴソするが。。。
子供にせがまれても蝉はさすがに飼えないです。
走っていると、どうも左足の土踏まず(後方)が痛い。
足全体で着地すると痛いので、つま先着地していると、今度は左足外側の側面が痛みだした。
なんでしょう。この痛みは。
普段ろくにストレッチしていないから、おんたけのようなロングレースでツケが回ってきたのか。
ランは引き続きするも、足をほぐしながら様子見します。
2009年7月26日日曜日
久々ラン
ももの痛みはすっかり取れた。
動きを確かめるようにキロ6分弱で、ゆっくりジョグ。
朝7時から30度近くあり、走るたびに汗が滝のように流れる。
サウナにいるようで気持ちがいい。
今週末は、富士登山競争。
もちろん私は出ていないが、友人が出走している。
山頂コース・・・・・富士吉田市役所から吉田口登山道を経て山頂に至る21� (標高差約3,000m)
標高差3000m、通常のトレイル2個分の高さだ。
登りばかりのレース、私には地獄だw
2009年7月25日土曜日
2009年7月21日火曜日
第2回おんたけウルトラトレイル100km
自分にとって初の100km。
最長は、日本山岳耐久レースの71.5km。
未知の距離だけど、過去の延長上で行けなくもなさそう、そんな距離感。
レースが19日0時スタートのため、18日に現地入り。
八王子から特急に乗り、木曽福島まで移動。
そこからバスを乗り継ぎ、王滝村へ。
およそ5時間の旅でした。
■会場入り
サロモン・スント チャレンジモニター企画でサロモンブースに集合。
そして早々に撮影。
赤い彗星ウェアに着替え、広場で走る姿を撮影することとなった。
走る姿と立ち姿の2カット。
見られていることを意識してるせいか、どうも口元が緩んでしまう。怪しいことこの上ないw
ド素人がプロのカメラマンの方にとってもらうとどうなのか、楽しみであり、ドキドキである。
撮影後は、インタビューでレースの意気込みなどをお話ししたり、同じチャレンジモニターの方と情報交換したりして有意義な時間を過ごした。
コースは終始ガレ場(岩などで固い足場)で、足への負担が高いらしい。
道幅は車1台通れるほどあるので、通常のけもの道のような狭い道のように渋滞はないようだ。
この方は昨年完走したが、この足場に相当苦労したとのこと。
私も足場には注意せねば。その前に100km走りきる走力の方が心配なのだけど。。。
夕方、仲間と合流。
会場では、カーボローディングパーティなどはなく各自で食事。
会場から30分以上離れたコンビニまで行き、夕食を調達。
食事とレースの諸準備をして、結局寝たのは21時。寝れたのは賞味1時間だった。ちょっと眠い。
■レース前
22:30にスタート地点直通のシャトルバスで移動。
バスの中では、談笑する人、静かに集中力を高めている人、寝てる人、それぞれ。
レース前の時間を思い思いの形で過ごしている。
スタート1時間前。
会場には、ザックとヘッドライトで装備している人々600人で溢れ返っている。いよいよレースが始まる。緊張して落ち着かず何度もトイレに行く。
スタート30分前。
チャレンジモニター4人揃って団結式。
互いに自己紹介。
ロードのウルトラ経験者やおんたけ、ハセツネ経験者など、みなさん猛者揃い。
足を見ると、カモシカのように引き締まっていて、見るからに速そうだ。
「カワウソのブログ書いてる方ですよね~」と、声を掛けていただいた。
ブログで書いた、2週間前の北丹沢12時間耐久のこととか、SUUNTO t3cには高度計がないからどうしようか迷ってる話とか、みなさんご存じだった。
「そういえば、高度計どうしました~?」
など自己紹介する前から、近況の会話をしてるって不思議な感じw
つたないブログを読んでいただき感謝感謝です。
こうして短い時間だが交流を深めつつ、皆の快走を誓い合った。
※どうでもいいけど、カワウソの由来
私は、眉が太く目が細くて猫背。
社会人1年目の時、先輩から吉田戦車の「かわうそ君」と呼ばれてました。
■0~40km(~第1関門)
「プファ~ン」
午前0時。
ラッパ?の合図とともにスタート。
全長105kmの長い旅が始まった。
まず目指すは第1関門、40km地点。
最初から15km地点までは緩やかな登り。
そこから一気に20kmまで下り、そのあとはまた40kmまで緩やかに登る。
スタート直後は前から30番目あたりにいたため、トップ集団としばらく走る。時速12キロ程度とついていけなくもないペースだが、維持できる訳もなく、次第に離される。
そして開始早々、3つのハプニングが起きた。
1.ヘッドライトが帽子の上で跳ねる。
2.ザック脇に掛けたサプリ用バックが跳ねる。
3.ザック脇に掛けたパワーバーボトルがふっ飛んだ。
いずれも跳ねる系。
この3つはレース前に試さず、ぶっつけ本番だったのがよくなかった。
走るたびに揺れて体にあたるものだから落ち着かない。
揺れるバックを押さえながら、どうしたものかひと思案。
1.帽子を外してヘッドライトを直に装着
2.サプリ用バックをフックで固定
3.パワーバーボトルはサプリ用バックに収納
サプリ用パックの中身がかさばり、フックが邪魔して開閉が不自由になるが走り易さには替えられない。
ハプニングはひとまず解決。
試用は可能な限りすべきと反省。。。
5km地点、ロードから林道に入る。
そこからはガレ場が続く。
無数の小さな岩に水たまり。固くて凹凸のある路面。
登りは比較的緩やかだが、登り一辺倒なのはうんざりする。
苦手な登り。走れず歩く。
歩くスピードはせいぜい時速5km。
もともとトップの方にいたため、どんどん抜かれていく。
起伏が緩やかで道幅の広いコースは、走力ある人の力が出しやすいコースに思える。
私のように登りと下りで走りにムラがある人間は、苦戦するだろう。
長かった登りを終え、途中ロードを交えながら下り。
登りでは抜かれっぱなしだったが、下りで巻き返す。
下りはひたすら脱力。
地面に垂直に姿勢を維持し、傾斜に任せて足を前に振り出して走る。
楽して速く走れるものだから気持ちがいい。
XT WNGSは衝撃を吸収し、凹凸でもしっかりグリップしてくれるので、躊躇することなく走れた。
20km地点までのタイムは、2時間弱。
第1関門目標は5時間。なかなか順調。
関門まで残り20km、気合入れて登るのみっ。
登りもしっかりとした足取りで走る。
長い登りで心なしかももの付け根が張る感じ。
ペースは時速8.6kmと若干落ちたが、30kmを3時間10分程度で通過。
30kmには小エイドがあり、水を1杯飲む。
ハイドレーションにはたくさん残っていたが、冷たい水は気持ちがシャキッとする。元気をもらった。
第1関門まで残り10km。
午前3時。
急に眠気に襲われる。眠いっ。
途中あくびを何度も繰り返し、惰性で進んでいく。
寝足りなかったか。。。
たまらず、水たまりに手を入れ顔を洗う。
すると、このあたりから徐々に雨が降ってきた。
小雨なので眠気を和らげるにはちょうどいい。
その時は、これから来る雨のことなどつゆも知らず。。。
次第に夜があけ、周囲が薄明るくなってきた。
ヘッドライトもここでお役目終了。
レース前にPetzlのミオRXPを買ったが、短時間、広い道幅のおんたけではオーバースペックだったかもしれない。
40km地点。第1関門到着。
到着タイムは4時間50分。
ほぼ予定通り。
第1関門には大エイドステーションがあり、
・ゼリー
・おにぎり
・バナナ
・トマト
・キュウリ
・水、お茶
・塩
など食糧が充実。
空腹ではなかったが、今後のことを考えしっかりいただく。
とくに王滝村の野菜(トマト、キュウリ)はみずみずしくて旨かった。
エイドステーションでしっかり補給を行い、71km地点第2関門へ向かう。
■40~71km(~第2関門)
第2関門までのコースは上浦沢から三浦貯水池を通る30km。そして大きく3つのステージに分かれる。
前半10kmが下り
中盤10kmが平地
後半10kmが登り
この区間は私にとって苦行の始まりでした。
第1関門を通過して間もなく、突然の雨。しかも土砂降り。
打ちつける雨に体が冷える。
低体温症になるのは避けたいのでレインウェアを着用。
持ってきて良かった。。。
路面は水浸しになり、池と化した路面。
シューズにはすっかり水が染み込んでいる。
第1関門でしっかり補給して腹が満足したのか、再び眠気。
下り以外は眠りながら歩くような感じ。
ハセツネのような急勾配なら諦めて路肩で眠ってたかもしれない。それほど眠かった。
池に足が浸かって、その冷たさで多少目が覚める、そんな状況だった。
そんな調子で10km1時間20~30分弱で低調ラン。
あまりに抜かれ過ぎたので、気にするのをやめてしまった。
60km地点で8時間弱。
第2関門まであと10km。残りは登り。
長距離の疲れからか登るペースは一気に落ちる。
途中、同じチャレンジモニターの2人に抜かれる。
私はあいさつするのがやっとの状況。
登りでもしっかりとした足取りで走って行った。
登りで走り続けかれる走力、さすがです。
長い登りで内ももの付け根が張り、足を持ち上げながら登るような感覚で進む。
外もも下るたびに悲鳴を上げ始めた。
このあたりから私含め、体調の変化でペースを落とす人がちらほら見え始めた。
途中、チャレンジモニターの方のご友人に会い、しばし会話。
登りは姿勢を立って腕を振るとよいとアドバイスいただき、すがる思いで実践する。
登りは、技術・体力ともにまだまだ改善の余地ありです。
71km。第2関門を9時間で通過。
2つ目の大エイドステーションには第1関門にあった食糧と、選手自身の荷物交換ができる。
ここで選手は、ウェアやシューズを着替えたり、アイシングをして残り30kmに備えていた。
私は、補給する必要はないと判断して何も用意しなかったが、それが間違い。この場を栄養補給の機会としてしか考えていなかった。
不要な荷物を回収することを忘れていた。
雨で重くなったレインウェアやヘッドライトもザックから出せずに引き続き携行。
水を補給したため、装備が一層重くなる(泣)
バナナ2本おにぎり2個でしっかり栄養補給を行い、再出発。
■71~86km(~第3関門)
第3関門は86km地点。15km区間。
私が走った最長距離はハセツネの71.5km。
ここからは私にとって未体験ゾーン。
これから起きる全てのことは、良くも悪くも事実として受け止める必要がある。
小刻みに続くアップダウンと下り。
普段であれば15km1時間半で行けそうなコースも、今の私には厳しい。
度重なる眠気と足の痛みで思い切って下りを攻められない。
朦朧とした意識の中、路上の岩模様が字や絵に見えたりする。ちょっとマズイな。
歩き基調なペースになるので、平均時速も5km台に落ち込む。
怪我や体調不良で歩いている人と遭遇すると、互いを労い合う。
100kmトレイルという環境の中、苦しんでると声も掛けたくなる。
ここまで来たら何とかみんなゴールしたいものだ。
第3関門を2時間45分、スタートからおよそ13時間で通過。
■86~105km(ゴール)
最後の大エイドステーションでそうめん、どんぐりクッキー、どんぐりパン、パワージェルを補給。食欲だけはしっかりあるのがせめてもの救い。
最後のコースは前半10kmでピークを2つ超えると、残り10kmはひたすら下り。
登りではしばしば寝そうになりながら進み、下りでももが悲鳴をあげて目が覚める。
ただ幸いなのは、膝は曲がること。
ももの筋肉は痛くて走ることがままならなかったが、堪えれば早歩きまではできる。
痛さを感じぬ振りして騙し騙し走ったり歩いたりを繰り返しながらゴールを目指す。
残り5km。ようやく林道を抜け、アスファルトのコースへ。
15キロ走るのに2時間45分掛った。。。
残りはアスファルト。
下りの衝撃が直接足に響く。ラスト5kmが異様に長く感じる。
ゴール地点の松原スポーツセンターのドームはどこだ?とあたりを見回すも
濁流流れる川があるだけで、ゴール地点らしきものはない。
まだ遠いのか。。。
雨がまた土砂降りとなり、体に打ち付ける。
晴れて一度脱いだレインウェアもザックの中でびちょびちょになっている。
このまま濡れて進む。
ロードの途中、案内係の方が残り4kmを知らせてくれた。
近くにはサロモンのワンボックスカー。
いまだゴールしていないチャレンジモニターの私を探してたのかもしれない。
とっくに残り3人はゴールしているはず。
赤い彗星ならぬ赤い鈍行列車になってしまった。
まぁ、今頃ネガティブになっても仕方がない。しっかりと完走することだ。
時折走り、へこたれてまた歩く。
そんなことを繰り返しながら、長い長いアスファルトの直線を進む。
松原スポーツセンターのあのドームを探して。。。(苦笑)
緩やかな左カーブを越えると右折の矢印、そして待ちに待った松原スポーツセンターのドームが見えた。
大会の旗が掲げられた橋を通り抜け、長い坂を登り500m近くある直線を越えると最後の直線。最後くらいは走って見せねば。
ゴールから100m手前あたりで私のゼッケン番号がアナウンスされる。
105kmの長い旅もこれで終わる。
残りの直線。
最後はバンザイでゴール。
タイムは16時間40分くらい。
夕方になってしまった。
遅かったにも関わらず、ランナーズ、サロモン、スントの皆さんに温かく迎えられた。
「お待たせしてしまって本当ごめんなさい。」申し訳ない気持ちでいっぱい。
いいタイムだして製品のいいところを思いっきりレビューしたかったのですが、良くも悪くもこれが実力。
私以外のチャレンジモニターの皆さんは、10時間代1名(なんと総合7位!?)13時間台2名と好走された模様。すごいっ!
最後お会いできなかったのは残念でしたが、全員が完走できてよかったです。
ゴール後は、サロモン・スント製品についてのアンケートと会話を交えてレビューをおこなった。
今回のモニターで、私が一番よかったのはシューズ。
XTWINGSは、おんたけのようなガレ場でも突き上げを感じることなく走ることができた。また、地面の凹凸にも滑ることなくグリップし足首を捻る心配もなかった。
短距離トレイルでもスピードを犠牲にすることなく、路面のシビアな状況でも対応できる総合力のあるシューズだと思った。
私はシューズで大事なのは以下3つだと思う。
・軽量性
・衝撃吸収性(地面の突き上げから足を守る力)
・安定性(凹凸のある路面を捉えるグリップ力とシューズが捻れないこと)
XTWINGSはすべて満足いく内容。5点満点でした。
上記3点はおそらく定量化できる内容なので、こういう基準があってもいいかも知れません。(すでにあるかも知れないが。。。)
このあたりのウンチク系はまた落ち着いたら改めて。。。。
初の100km。
途中足が持たなかったのは悔しいけど、これも実力。
課題は基本的な走力。
新たな課題でもあり、恒久的にあった課題。
地道に改善してまた来年リベンジしたいと思います。
次回レースは日本山岳耐久レース。
頑張ります!
P.S
帰りは、諏訪湖パーキングエリアの銭湯で体を流し夕食。
八王子まで帰るものの終電が終わったため、マンガ喫茶で一夜を過ごすことに。(レース前後は結構使ってます。マンガ喫茶。)
始発で帰宅しました。
2009年7月14日火曜日
おんたけウルトラトレイル100km 装備点検
ウェア、ギア、サプリメントが揃っているか念のため、総点検。
■ウェア・ギア
キャップ :XA + CAP
シャツ :TRAIL RUNNER SS ZIP TECH TEE M
パンツ :XT LITE SHORT M
レインウェア:
ザック :XT ウィング 5
ハイドレーション: キャメルバック オメガリザーバー
シューズ :XT WINGS
ヘッドライト:petzl ミオ RXP E87P
予備電池:アルカリ電池6本
■サポート
ニューハレ
ブリーズライト
■サプリメント
ドリンク:メダリスト 2リットル
アミノ酸: アミノバイタル3600mg 10袋
VESPA HYPER 10袋
パワーバージェル 8袋
スポーツミネラル 4袋
塩昆布 1袋
梅干し 1袋
カロリーメイト1袋
ハセツネとほぼ同等の装備。 結構な装備。
水は2リットル予定だが、3リットルにすべきか迷うところ。
午前0時スタートなので、気温も上がらず2リットルで十分だと思うが。。。
おんたけでは第2関門(71km地点)で装備品の補給ができる。
とは言っても、上記装備を第2関門で使い切ってしまいかねない。
第2関門で補給するなら上記以外に余ったサプリメントを少々くらいだろうな。
いつになっても装備は迷います。
2009年7月12日日曜日
【レビュー】SUUNTO t3c
付属品のFOOTPODとトランスミッターベルト(心拍計)と接続することにより、
速度
走行距離
心拍数
消費カロリー
運動強度
がモニターできる代物。
私はオールブラックのt3cにしたが、デザインはラン以外の場所も違和感なく、なかなかいい感じ。
さっそく、練習と北丹沢12時間耐久レースで使用してみた。
実際の計測状況はコチラ。
あくまで主観ですが、以下感想。
全体的には満足です。個別の感想は以下の通りです。
<良い点>
・1km毎のラップタイムを計測できる。⇒ペースの把握に役立った。長丁場且つ登り下りのペース変化が多いトレイルでは重宝します。
・速度がリアルタイムで把握できる。⇒同上
・ロードはほぼ正確、トレイルは大まかな距離が把握できる。⇒レース中、心理的に安心感がある。
・心拍数で体への負荷状況が分かるので、定量的にトレーニング負荷を掛けられる。
・FOOTPODは軽く、走っていても邪魔をしない。(昔のFOOTPODは走行中に装着部位がよくちぎれた。)
<残念な点>
・レース中、トランスミッターベルトがずれてしまったので、うまく計測できなかった。
(ずれなければ、心拍数をもとにペース管理できたのかも!?)
・高度計がないので、あと何m登ればよいか分からない。(別モデルのt6cには付いてます)
毎日のトレーニングでロードを走る分には申し分ないギア。
速度、距離、心拍、体への負荷を毎日定点観測できるので、これがあれば十分。
ロードレースでも、ペース管理が正確さは貴重だと思います。
トレイルレースでは、やはり高度計は必要かなと思います。
私は登りが非常に弱いのですが、先が見えない登りは心理的に結構きつい。
終りが見えているとなんとか頑張れる。心理的なものだけなのですが。。。
あと、トランスミッターベルトについては、大量の汗とザックの揺れで落ちてしまったのかも。
腹のあたりに落ちてしまったので本当にベルトになってしまいましたw
肩掛け式の方が安定感あるかも。
上記点を踏まえ、おんたけウルトラトレイル100kmでは、
・高度把握は別ギアで補完
・トランスミッターベルトをずれないようにする。(方法は未定)
に注意しようと思います。
2009年7月10日金曜日
おんたけウルトラトレイル100km 案内届いた
ゼッケン番号も決まり、いよいよ来週末のレースが間近に迫ってきたことを感じる。
同封のコースマップをみて改めて距離の長さを感じる。
全長105km。24時間テレビ級の長さだ。
次回あたりから24時間テレビは山でやったらいいのに。。。
それはさておき、第1関門までの距離は40km。
途中、小エイドがあるものの水や食糧はぬかりなく用意せねば。
未知のコースだが、標高差に応じてタイムのシュミレーションでもやっておこう。
レース直前にあれこれと思いを巡らすのは結構楽しい。
これもレースの楽しみのひとつです。
2009年7月9日木曜日
第12回北丹沢12時間耐久 リザルト
2,007名(完走者1,397名,完走率69.6%)。
私は、
総合 394位/1300人
男子39歳以下 235位/666人
でした。
走りやすい気候だっとはいえ、完走率70%とはさすが過酷な北丹沢。
1位は相馬剛選手。タイムは4:21:43。
異次元の走りです。。。
寝不足ランと気付いたこと
2時半就寝、6時起床と寝不足気味。
1日ならなんとかなるが、続くと走る余力がない。
今朝は、腹の底に力がはいらない感じで10キロラン。
もう夏。この1カ月でかく汗の量も格段に増えている。
会社では夏風邪が流行っているので、トレーニングもほどほどに体調管理を優先しよう。
19日におんたけウルトラトレイル100kmが控えている。
今日は早く寝よう。
そう言えば、
Yahoo!検索エンジンでトレイルラン関連のキーワードを入れてみると、私のブログが結構な上位にあるのに驚き。
■検索ワード別順位
トレイルラン 13位(2ページ目)
ハセツネ 7位(1ページ目)
日本山岳耐久レース 23位(3ページ目)
北丹沢12時間耐久レース 5位(1ページ目)
アディゼロ 5位(1ページ目)
Vasque マーキュリー11位(2ページ目)
レオナディバイド 5位(1ページ目)
スポーツカテゴリ、レース名、製品といろんな種類のワードで満遍なくヒットしているようです。
検索エンジン経由で訪問された方も多くいらしゃるようです。
感謝!
もともとブログは、自分の活動を忘れないようにメモっている程度でたいそうなものではありません。
が、一方で自分の体験を伝えたい思いもあり、誰かの何らかの役にたっていれば嬉しいなぁと思います。
2009年7月7日火曜日
北丹沢12時間耐久をラップタイムで振り返る
※走行中にハートレートモニターがズリ落ちたため、心拍数は参考値
★のピークを境に速度差がはっきりしている。
登りが圧倒的に遅い。
下りは最後まで時速10キロを維持できているものの、登りは3キロ台ないしそれ以下。
時速1.8キロの時は相当フラフラだった気がするw
ゴールタイムを早めるには平均速度を上げることが必要。
平均速度を上げるには、下りを伸ばすよりも
登りの凹みを均すほうが早そうだ。
登りで時速4キロを維持していれば30分は短縮できたことになる。
今の実力では、これがいっぱいいっぱい。
ということで、6時間半が次回の目標タイム。
時速6.23キロ→6.8キロに上げること。
来年までに走力のベースアップを図りつつ、登りタイムロスを抑えるようにしようと思う。
それにしても、
4時間台でゴールするトップランナーは、登り下りに関わらず平均時速10キロで走るものだから末恐ろしい。。。
2009年7月6日月曜日
北丹沢振り返り
だいたいレース翌日は、下半身が筋肉痛でロボットのようなカクカクした動きをしているものだが、今日はとってもスムーズ。
ほとんど筋肉痛がない。
ニューハレテープの伸縮で相当助かったのかも。
地面からの突き上げもXT WINGSが吸収したので、膝の痛みも皆無。
自己鍛錬なくしてはトレイルを走りきることは成し得ないと重々理解しつつも、一方でギアやサポートの有り難みもよく分かる。
厳しい環境だからこそ、少しでも自分の助けになるものを求めてしまうのが人間の性。
それだけに、装備には思い入れがある。
装備探しは、即ち相棒探し。
そんなことを思った日でした。
第11回 北丹沢12時間耐久レース
今回は、昨年の気温30度の炎天下でリタイア したリベンジです。
今日は気温26度。
昨年よりは走りやすいが、長時間走れば熱中症になりかねない気温。
今年は約2000人ものランナーが参加。
大人数のためか、スタートも6:30、7:00の2回に分かれて実施。
私は6:30スタート。
今日の装備は、
シューズ:XT WINGS
ザック :XT WINGS 5
キャップ:サロモン サンシェード付きキャップ
サポート:ニューハレ(膝、ふくらはぎ)
サプリメント
・ドリンク 2.5リットル
メダリスト 1リットル
アクエリアス+メダリスト混合 1.5リットル
・パワーバージェル×4
・アミノバイタル×4
・VESPA HYPER(水なし)×6
・スポーツミネラル(塩)×4
・梅干し
・塩昆布
熱中症対策は万全。
<北丹沢コースマップ>
http://www.justmystage.com/home/kitatanzawa/12hpa.html
北丹沢は暑さもさることながら、コースも厳しい。距離44.24km、標高さ1143m。
4つの急勾配を登り下るため、登りで体力を消耗し、下りで膝を消耗する。
第2関門通過後は、体力か削がれるか、膝がやられて走れない人も多い。
第1関門前の序盤の県境尾根分岐の登りが最初の難関。
昨年はここでフラフラになり戦意喪失。リタイアとなった。
さて、今年は、、、、
やはり今年も辛かった。
暑さ対策はしているものの暑さで気力が削がれる。
ニューハレの伸縮で足への負担はかなり軽減されたが、登りの一歩一歩が重い。
こまめに塩分と水を補給しつつも、次々と抜かれた。
なんとか3時間で第1関門を通過。
関門では、冷たい水や塩、バナナ、チョコレートが用意されていた。
ボランティアの方に頭に冷水を掛けてもらい
目が冷めた。
バナナとチョコもありがたくいただいた。
やはり昨年の猛暑で、運営者も対策を考えてくれたのだろう。
本当に助かる。
第1関門後も日陰沢源頭まで急な登り。
後々のことを考え無理はせずゆっくり登る。
亀足なので当然如くゴボウ抜きされる。
ようやく走れ始めたのは、この下りから。
日陰沢源頭を登りきったら、あとは10キロにわたる緩やかな下り。
その下りが弱った気持ちを徐々に回復してくれた。
岩場や砂利道だったが、XT WINGSではほとんど衝撃を感じない。
足場をしっかりグリップするため、接地時の足は地面と垂直を維持。不意な捻挫も起きない。
体を地面と垂直にし、かかと着地を意識して
走ると、膝のダメージもなく力を使うことなくスピードを上げることができる。
本当に楽して気持ちよく走れた。
4時間30分あたりで第2関門を通過。
第2関門からゴールまでは、レース最大のピーク、1433m姫次がある。
5キロ且つ急勾配で、完走した一昨年も苦労した区間。
しかし、さきほどの下りで元気を取り戻したか、フラつくことなくしっかりとした足取りで登ることができた。
長い長い姫次を登頂すると
後は、一気に下り。
前日の雨で泥道になっていて足場は悪かったが、シューズがしっかりグリップしてくれるので思い切って走れた。
途中、膝をやられて歩いている人を何人か見かける。
ロード用のランニングシューズで下る人を何人も見かけたが、下りは衝撃を受けないよう恐る恐る走る人が多かったように見えた。
膝がいかれたことは私もハセツネで何度か経験がある。
膝が曲がらず、一歩一歩歩くたびに痛みが走る。前に進むのが苦痛なのだ。。。
ゴールまで残り10キロ。
幸い、膝へのダメージも少なく余力を出し切るように走れた。
タイムは、7時間6分54秒。
無事リベンジ成功。
そして一昨年のタイムより1時間弱短縮。
(一昨年はスタート前にトイレに行き5分遅れスタートだったので、参考にはならないが。。。)
タイムよりも、完走できたことが嬉しかった。
熱中症対策は功奏
XT WINGSの性能も実戦で検証
ニューハレで下半身の負担が驚くほど軽減
といろいろ収穫があった。
今日はゆっくり休んで、明日から2週間後のおんたけウルトラ100kmに備えよう。
2009年7月5日日曜日
2009年7月4日土曜日
XT WINGSが我が家に来た
yataaaah!