2010年4月27日火曜日

第2回東丹沢トレイルレース

4月25日(日)、第2回東丹沢トレイルレースに初参戦してきました。

丹沢といえば北丹沢12時間耐久レースが有名ですが、咋年末から東丹沢でも開催されるようになったようです。

丹沢は神奈川県下ということもって自宅から比較的アクセスがいい立地。
本来なら電車で行きたい所だが、6:30に橋本駅集合という早さ。
さすがに間に合わず、やむなくレンタカーでいくことに。

朝3:00起床、6:00、自宅から1時間半程で会場に到着。
現地の気温は2度。
この時期にしてはかなり寒い。
しかし幸いなことに、駐車場とレース会場が隣接しているので車の中で暖をとることができた。
これって意外と大事な要素です。

気温は時間が経つにつれて徐々に上昇。
7時を過ぎると陽が当たるようになり、だいぶ暖かくなってきた。
今走ればちょうどいいが、昼間はきっと暑いだろうなぁ。

本レースの参加者は350人ほど。
北丹沢と比べるとかなり少ない。
主催者が同じとはいえ、まだ認知度が低いのだろう。
コースは、宮ヶ瀬湖畔園地(標高約200m)から姫次東(約1400m)を目指し、またスタート地点に帰ってくるという、往復型のピークハント。





































前半が登り、後半が下りというシンプルなコース。
姫次は北丹沢のコースにもあり、非常に苦しい思い出がある。

北丹沢では3つのピークを登るのだが、最後のピークが姫次。
2つのピークを越えてようやく最後というところで、大会最難度の劇坂。
出涸らしの体力を振り絞って登った覚えがある。

北丹沢は44kmで7時間掛かっているので、東丹沢も感覚値で33km5時間は掛かるのではないかと踏んでました。

そんな感じで北丹沢を意識しつつ、朝8:00スタート。

■レース序盤(距離0→12.5km、標高300→600m)
スタートから約10km地点までは、平坦路で緩やかな登りがひたすら続く。

スタートからしばらくロードを走り、トレイルの出現を待って進み続ける。
しかし待てども待てどもトレイルには入らない。

まてよ?
まさか?

気付くのが遅かったらしい。
東丹沢のコースはほとんどがロードだってことに( ̄▽ ̄;)

コースマップに「早戸川林道」ってあるが、全然舗装路だ。

そしてバックパックにしこたま積まれた1.5リットルの水もワサワサ重い。
腰に500ミリリットルのペットボトルを付けたランナー達に続々と抜かれる。

事前把握を疎かにした結果がこれ。
うむむ、自業自得(最近多いなぁ、このパターン)

スタート地点では先頭集団にいましたが、姫次東の登りに入る頃には
順位も31位に下がっていたのでした(苦笑)

■姫次東ピークハント(距離12.5km→16.4km、標高600→1400m)
12kmあたりを越えた頃からようやくトレイルに入る。
ここからは悲しいかな、練習不足の私の腕の見せ処。
(月間走行距離400kmを目標にしつつも今月はまだ130km足らず。。)

臀部に張りを感じつつ重い足取りで登る。
多少の坂ならば駆け上がろうという気概もなく、消極的なレース展開が続く。
当然、後続の選手にもズルズル抜かれてしまう。
巡航速度が明らかに他のランナーよりも遅い。

山頂付近になると数日の悪天候の影響かまだ雪が残っており、走っていても体の底からヒンヤリする。
標高1400m、日常の世界との違いを感じる一瞬。

スタートから約2時間強で、姫次東に到着。
ただいまの順位は42位。

■姫次東からゴール(距離16.4km→33.5km、標高1400→300m)
ここからは一気に下り。
もはや脚力は関係なく、重力に任せて足を運ぶだけの直滑降。
急坂ではあるが、足場のさほど悪くないトレイルは比較的飛ばせる区間。

足の動きに身を任せて体力をほとんど使わずに脱力系ラン。
足で踏ん張ろうとするよりも速く楽に走れます。

途中何人かのランナーを追い越しトレイル区間は終了。

残り13km。
あとはゴールまで長いロードの下り。

バックパックの水も1リットル以上残したまま、走り続ける。
身体は重いが今更仕方がない。
このまま下りで飛ばしたままゴールするしかない。

幸い、下りは脱力しながらスピードが出せるのでほとんど抜かれることなく逆に順位を上げることが
できた。
たまに発生する登りでは心が折れそうになったが、何とか自分を騙す。

振り返ると
・コースの60%以上がロード(舗装路)
という、トレイルレースという名前と実態の不一致にあり得ないと思いながらも、
自分のリサーチ不足を悔いて走り続ける。

ロードに入ってからさらに日差しが強くなってきたので、水飲み塩舐め気分転換。
気分を入れ替え前半の遅れを取り返すかのように後半の下りは飛ばす。

ようやくスタート地点の近くにあった橋が目前に見えてきた。
下りのスピードを維持したまま走り切り、ゴールテープを切った。

タイムは3:25:35。
順位は総合35位/全体263人。
スタート前は5時間は掛かるのではと思っていたが、完全なコース難度の勘違い。
こんなロード主体のレースだとは思いもよりませんでした(苦笑)

トップのタイムは2:40:13。
結構離されてるなー。

でも練習不足と情報収集不足を考えると、まだ改善の余地は十分にある。
東丹沢=ロードレースのつもりで臨めば10分以上のタイム短縮も望めるのではと思いました。

4月末というトレイルシーズン前半のレースとしては、

・ある程度の距離(33.5km)
・1400mの標高
・スピードレース(ほぼロードなので)
・関東近郊

という好要素が詰まっているので、トレイルシーズンに向けての足掛かりとしても今後活用したいと思います。

2 コメント:

beta さんのコメント...

練習不足でも走り切ってしまうとはさすがですね~北丹のいい前哨戦になったのでは?
それにしても姫次東への登りが厳しそうですね。ん~登ってみたいっw

708 さんのコメント...

スピード練習もできるしピークハントもできるし、なかなか特徴的なコースですね。北丹走るにはまだスタミナ足りないなぁと思います。東丹沢、来年はぜひ♪

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