10月11日12日、日本山岳耐久レースに行ってきました。
今回で9回目の出場です。
おんたけウルトラトレイルに続いてサロモン&スントの「赤い彗星」で挑みました。
体調は万全。
9月の走行距離は350km。
今まで軽く流していたランを見直し、心拍数を上げて自分を追い込み、トレーニングの質と量を上げました。
レース直前だけに付け焼き刃的な練習に不安はあるものの、限られた時間でやるべきことはやったつもり。
あとは、やるだけ。
当日の天気は超のつくほど快晴。
レース中の暑さが予想されるため、水を3リットル用意。
水の量は周りと比べても多かったが、少ないよりはマシ。
10リットルのザックははち切れんばかりだったが、背中上部にピッタリフィットしているため、さほど重さは感じない。
ザックの性能は以前に実証済みです。
レース前にサロモン&スントチャレンジモニターのメンバーが集まりインタビューと記念撮影。
近況と予想タイムを答えた。
近況は追い込みトレで体調万全。予想タイムは13時間台。目標タイムは12時間以内(サブ12)。
課題は登りを以下にロスなく登るか。
でも今年のレース内容をみても登りを克服した感はなく、よくて13時間台だろう。(昨年より1時間短縮)
トレラン仲間とも合流。
年に数回しか会えないが、同じ目的をもった同志だけに会えばすぐに意気投合。
みんなトレイルランが好きなんです。
互いの健闘を祈りつつ、タイム別のスタート位置に分散。。
そして13時、レーススタート!
■スタートから第1関門(22.66km:浅間峠)まで
第1関門までは緩やかな登り基調のコース。
スタート時の盛り上がりで飛ばしすぎは禁物。かといって渋滞に巻き込まれるのも嫌なので、心拍数160台のイーブンペースで走るよう心掛ける。
登りは心拍数がすぐに上がるのでペース調整。
下りはどんなに急いでも心拍数が下がるので思いっ切り走る。
予備関門7km地点の入山峠では、ランナーズの方がカメラを持って待機。
直前までカメラの存在に気付かなかったので、ちゃんと撮れたかなぁ。。。
イーブンペースが功を奏して体力温存しつつ好走できた。関門通過タイムは、3:15:31。
9年前の自己ベストを15分上回るタイム。
ちょっと突っ込み過ぎたか?
関門では休まずそのまま通過。
■第2関門(42.09km:月夜見峠)まで
ここには私にとっての最大の難関のひとつ、三頭山越えがある。
三頭山、御前山、大岳山越えでいつもタイムロスするため、いかに速く登るかがサブ12のカギとなる。
サブ12達成するには第2関門を3.5時間で越えねばならない。
今の私ではかなり困難。。。
案の定、登りに入ると多くのランナーに道を譲ることになる。
まぁ第1関門通過がサブ12ペースだったから、早いランナーが多いということだろう。
私は持てる力以上は出ないのでマイペースを貫く。
西原峠を越え、いよいよ三頭山に向かう登りに差し掛かるとsuuntot6を高度計モードに切り替え。
三頭山山頂1527m目指してひたすら登る。
今回、チャレンジモニターでスントから提供頂いたt3cは使わず、自前のt6を使用。
理由は高度計があるから。
高度は距離と同じく重要な要素。
登りの苦手な私にとって「あと何m登ればよいか」目安が分かるのは心強い。
誤差数mレベルで山頂に到着。
また、山頂からスタッフの方が大声で「三頭山山頂で〜す」と知らせてくれたので、声の方向で山頂位置がわかった。この声が励みになったランナーは多かったと思う。感謝!
登りでは意外とペースは落ちなかった。普段ならヘロヘロになりながら登っているのだが、足どりはしっかりしている。
山頂を越え、あとは月夜見峠まで下り。
下りは飛ばす。
ライトはヘッドとハンドの二刀流。
ヘッドで広範囲を照らし、ハンドで足元を強く照らす。
視界がはっきり見えるので、夜の下りも臆する事なく攻めることができた。
第2関門通過タイムは、6:51:09。
自己ベストを2分更新!
サブ12が半分くらい見えてきた。
■第3関門(58km:御岳山)まで
第2関門では食料補給とジェルフラスコにパワージェルを再充填。
水も3リットル中1.5リットルしか消費しなかったが、念のため水を補給。
関門で諸々準備に15分くらい掛かったので、体が冷え切ってしまった。
さらに消炎剤を背中に塗って追い討ちw
サブい!
モニター仲間とも合流。
お互い調子を確認する。
かなり速い方なので、同じくらいのタイムで走れてる私も調子はいいようだ。
健闘を祈りつつ、それぞれ走り出す。
第3関門は御前山と大岳山の登り。
三頭山の登りで手応えがあったので、ここでも足どりをしっかりしていた。
御前、大岳は一気にピークまで登るので、傾斜はきついが登る距離は短い。
足どりがしっかりしていたので、三頭山よりかえって楽だった。
大ダワ、大岳後の岩場も例外なく走る。
サロモンXTWINGは地面からの突き上げもものともしない。アディゼロXTの人を多く見かけたが、足場を確かめながら慎重に下りを歩く姿がよく見かけた。
私もアディゼロXTを持っているが、突き上げには弱いからなぁ。。
第3関門通過タイムは、10:01:57。
自己ベストを2分上回るペース。
昔の自分とガチンコ勝負しているようだ。
山は越えた、あとは自分の脚を信じて走り切るのみ。
■ゴール(71.5km)まで
ゴールまでひたすら下り。
ここは下りのスピード区間なので、今までの区間で脚が残っているか否かが明暗を分ける。
私の脚は十分残っている。
2時間でゴールすればサブ12達成。
目標達成が現実のものとなりつつある。
そしてもうひとつが脳裏をよぎる。
「自己ベスト」
レース前は想像すらしなかったことだが、今、頑張れば手の届く位置にまで来ている。
即決、自己ベストに挑むことにした。
ライトの電池交換をして準備完了。
13.5km先のゴール目指してひたすら走る。
登りも構わず走り、ガレ場を飛びながら下り抜ける。
長い下りを抜け、アスファルトの道に出た。
11時間20分。
自己ベスト11時間45分を射程圏内に捉えた。
ペースを落とさずアスファルトを走り抜けそのままの勢いでゴール。
ゴールタイムは、11:31:31(ネットタイム:11:30:48)
自己ベストを14分更新!
そして、サブ12再び達成です。
もう出せないと思っていたサブ12を達成し、25歳の自分に勝った喜びはひとしおです。
目標達成のきっかけを作って頂いた、チャレンジモニター企画のスタッフの皆さんに感謝。
多くの刺激を与えてくれたトレラン仲間とモニター仲間に感謝。
来年は10回目。アドベンチャーグリーンがかかる大会。
さらなる記録更新に向けてまた一から頑張ります!
P.S
レース後は、仲間とつるつる温泉へ。
毎年必ず行く温泉です。
温泉に入ってつるつる豆腐とカツカレーを食べるのが定番となってます。
今年はなぜかカツカレーがなかったので、カレー大盛りです。
車なのでノンアルコールビールで疲れを癒しました。
■リザルト
第一関門:3:15:31
第二関門:6:51:09
第三関門:10:01:57
ゴール:11:31:31(ネットタイム:11:30:48)
男子総合164位
■消費食糧
・パワーバー ジェル バナナ ×3
・カーボ・ショッツ バニラ×3
・パワーバー エナジーバー バニラ ×1
・スポーツミネラル ×1包
・VESPA[ベスパ]VESPA HYPER ×12個
・アミノバイタル プロ×3個
・ブドウ糖 ×3個
・梅干し
・おしゃぶり昆布
3 コメント:
Tweet お疲れ様でしたっ!
見事な自己ベスト、お目出度う御座います。
ハセツネは若さだけでなく、日頃の練習の積み重ねや経験がモノを言います。着々とバージョンアップしたんですね〜。
私は昨年のリタイアをリベンジして一安心。不整脈治療の薬を飲みながらなので平均心拍121のだましだまし走行(歩行)でしたが、16:41のまぁまぁタイム、今後につなげられそうです。
やはり「アディゼロXT」は足裏痛いですね(^_^;) 下りの岩場はツンツンきました。親指の爪にはやさしいんですが…。
Tweet お疲れさまでした!
自己ベスト更新さすがですね。スタート前に静かな気合が伝わってきたので『これは絶対にサブ12はクリアーするだろうなぁ』と思っていましたが、予想以上の結果でただただ凄い!の一言です。
ボクもまたイチからスタートします。
来年はいよいよ〇垣さんと二人でアドベンチャーグリーンですね。記念の大会なのでぜひ〝サブ11〟狙ってください!
そして来年は一緒に【つるつる温泉】に行きましょ~^^
Tweet >ひなさん
ありがとうございます!
更新できるとは夢にも思わなかったです。
走力、走法、メンタル、体調、装備、天候など条件が揃って達成できたのだと思います。
これからも日々精進します。
昨年のリベンジ達成おめでとうございます。
体調をしっかりコントロールしつつ完走されるのはさすがですね!
>betaさん
おつかれさまでした!
betaさんも年々進化されてますよね!お会いする度にランナー仕様になっているのにいつも驚きます。
今回はモニターになって変な走りはできないといプレッシャーはありましたが、それ以上に速くなりたいという気持ちが強かったです。
でもこの結果は予想外でしたw
来年も頑張ります!
つるつる温泉で乾杯しましょうw
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