2011年4月28日木曜日

第3回東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース






















4月24日、東丹沢宮ヶ瀬トレイルレースに行ってきました。
このレースは昨年に引き続き2回目の参加です。

この日は、前日に降り続いた雨がすっかり止んで、
うって変わっての快晴、
見事なトレラン日和。

昨年は300人にも満たない参加者だったのが今年は1000人近くがエントリーしたとのこと。
1000台入る会場の駐車場も参加者の車で埋め尽くされるほどでした。

トレラン、盛り上がってますね。

今回は会社の仲間もこの東丹沢でトレランデビューしました。
仲間が増えて私も嬉しい限りです。

開会式では、運営の方からコース状況の報告がありました。
前日の雨の中全コースの状況を点検した結果、コース内に一部増水して足場の悪い個所があるとのことでした。
雨の中の作業、本当に頭が下がります。

そして招待選手である宮原徹さんの大会挨拶。
これが素晴らしかった。
・所属する滝ヶ原自衛隊の仲間が震災救助や復興のために赴く中レースの招待を受け、参加を思い悩んだこと
・上司に後押しされ、義援活動を行う本大会で自分が走ることで復興につながると信じ、参加を決意したこと
・最後に、トレラン初心者のためのアドバイス

参加者一同、静かに聞き入りました。
言葉のひと言ひと言がしっかりしていて、一流のトレイルランナーというだけでなく
人間としても素晴らしい方なんだと思いました。

気が引き締まったところで、レース開始。

■宮ヶ瀬湖畔園地~第一関門本間橋(~10.8km)
スタート地点、気合いを入れて先頭に位置。

8:00スタート。
ランナーが一斉に走りだす。

スタート直後に右折し、駐車場内を駆け抜ける。
駐車場から1人通れるくらいの細い階段を上り、メインロードに入る。

宮原選手をはじめ、エリートランナーやバックパックを持たない軽装ランナーが、あっという間に先行し先頭集団を形成する。

8:20頃、4.8km地点、早戸川橋通過。
恐らく30位あたり。

ここから長い長い緩やかな登りが始まる。

心拍数170bpmを目安にして走る。
ペースもガタ落ちせず、自分なりには走れている感じ。
昨年は練習不足でこの登りが非常に堪えたが、今年は練習している甲斐があった。
それでも周囲のランナーの方が速いので、ずるずると順位は落とすのだけれど。。。(苦笑)

さらに5人ほどに抜かれて35位あたりか。

8:48、10.8km地点、第一関門 本間橋通過。

■第一関門本間橋~第二関門大平(10.8km~20.8km)
さてさてここからが本番。トレイル区間。
目指すはレース最高峰の姫次東。

標高600mから1200mまで一気に登り、一気に下る。
登りの苦手な私にとっては、姫次東への登りが難関中の難関。

ペースも一気に落ち込み、4km/h台に。落ち過ぎ~。
巡航速度が落ちるので、さらに後続のランナーに抜かれまくる。

そしてしばらくこんな調子で進んでいると、私にお声を掛けてくれるランナーが。
twitterで交流させていただいているマラソンモンクさんでした。
さわやかな笑顔と共に力強い足取りで私を抜き去り、一気に視界から消えて行きましたっ。
モンクさん、登り速~、自分登り弱~(^_^;)

登りで速いランナーは、歩くにしても脚を上げる、下ろす動作がテンポよく速い。
それに比べて私は動きが緩慢。
さらにズルズルと順位を落とす。

途中、女性1位の間瀬さんに遭遇。
じわじわと追いつかれじわじわと離されていく。。。

こんな調子で
第一関門本間橋から本トレイルのピーク、姫次東までの約6kmは何とも惨めな道のりでした。

9:55、ようやく姫次東に到着。
ここからは下りのトレイル。
さて飛ばすぞ~、

下りのトレイル、勢いに任せて階段の丸太を飛び越えて着地すると、脇腹に刺さる痛みが(泣)
水を飲み過ぎたのか横っ腹がグサグサ痛み、走るたびに刺さる。

飛ばしたいのに飛ばせない~。
身体の上下動が大きければ大きいほど脇腹が痛いので、なるべく揺れないように走る(苦笑)

得意なはずの下りでもチョイチョイ抜かれ、
10:13、第二関門大平通過。

この時点で総合53位。
だいぶ落ちたなぁ~。

■第二関門大平~ゴール(20.8km~32.1km)
脇腹の痛みとうまーく付き合いながら走り続ける。
しばらく走ると、ひさびさのロード区間、奥野林道に入る。

ロードに入ると身体の上下動が小さく済むので、おそるおそるスピードUP。
下りは周囲と比べて巡航速度が速いのか、数人をパス。

途中で登りで抜き去られたマラソンモンクさんの後姿が見え隠れする。

一気に飛ばしたいところだが、脇腹に無茶はできずじんわり飛ばす。

24km地点あたりで3kmほどの短いトレイル。
最後の登り、松茸山。

山頂へ続く急な階段を登り、再び下りに入る。

すると目の前には間瀬さんが。
脚をかばっているのか調子が悪そう。
間瀬さんが本調子なら、私が追いつけることはまずないだろう。
先に進ませていただいた。

続いて、目前にはマラソンモンクさん。
ようやく追いついた~。

挨拶を交わして先行させていただく。

再びロード区間。小刻みにアップダウンする道のりを走ればあとはゴールのみ。

登りの借金がだいぶ返せてきた。
ロードはまさに借金返済ランw

平坦路に入って巡航速度が落ちるも、いちおう走れてる。
先行するランナーをじわりとパスし、48位くらいまでは上がったと思う。

平坦路に入ると、再び緩い登り坂。
この登りが地味~に辛い。

ヒーコラ言いながら走っていると、後ろから爽やかな笑顔でマラソンモンクさん。
「登り辛いっす、どうぞお先に。。。」
なんて泣き言みたいな挨拶を交わして再び抜かれる。
後姿が超軽快
うらやましす。

マラソンモンクさんには抜かれるものの、再び順位を上げて
ようやくレース会場に到着。

会場内にも蛇行するようにコースが張り巡らされ、
ゴール地点は見えるもののうねうねと走らされる。早くゴールしたい。。。

うねうね区間でロングスパートを掛ける。
ゴール手前までの直線区間でラストスパート。
マラソンモンクさんが目前に迫り、ようやくゴール。

タイムは、3:16:28

年代別30位
総合44位

平均HR:167bpm

下りで53位だったので9人抜いた計算。
入山後の登りで抜かれまくったので、収支はきっとマイナスだろうな。

順位は相対的なものなのであまり気にするべきものじゃないけど、
やっぱり上位5%より上に行くには、登りの強さが必須条件。

分かっちゃいるけどなかなか伸びません。
絶対的に山に行く回数を増やさなければなぁ。

今回のレースで履いた XR CROSSMAX NEUTRALはロードでも軽快に走れて良かった。
ただ、雨上がりのスリッピーな舗装路に入るとソールのゴムが固い分グリップしない気がしました。
ロードでの耐久力とグリップ力はトレードオフだと思うけど、総合的にはナイスなシューズだと思います。




2 コメント:

まらそんもんく さんのコメント...

レースで力を発揮するためには自分より少し走力が上の人を目指すのがいいといわれます。このレースで私は708さんの背中を見つけたことで目標ができ力を発揮することができました。これからもレース中に探すかもしれません(笑)。
(投稿が二重になっていたらすみません)

708 さんのコメント...

まらそんもんくさん
レースお疲れさまでした!
そして年代別3位改めておめでとうございます!
私もまらそんもんくさんの後姿が見えるたびに気合い入れながら走ることが出来ました。
登りで抜かれて下りで追い付き、また登りで...という展開がとても面白かったです。まさに山中追いかけっこですね(笑)
北丹沢、ハセツネとこれからもご一緒させていただける機会がたくさんあると思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!
腕(じゃなくて脚)上げておきます(笑)

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